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地方公務員から転職する注意点。厳しい現実や転職するデメリット、メリット。

地方公務員の離職率は安定した職業のためとても低く、国家公務員の離職率が約5%に対して地方公務員は約1%となっており、 離職者の中でも若手が特に多いです 。民間企業の離職率が10%~20%なのでとても低いことが分かります。また地方公務員は40代からは非常に安定しているキャリアを築くことができるので30代以上で地方公務員から転職したい方は注意が必要です。30代以上で転職すると地方公務員の安定感を捨てることになりますし、何より30代未経験という不利なカードで戦うことは意識しておく必要があります。ですが30代未経験でも転職できる可能性は十分にありますので対策は後に説明します。この記事を読めば地方公務員から転職することの難しさや、地方公務員を転職するメリットデメリットが分かります。

地方公務員を辞めたいと思う理由

人間関係がきつい

地方公務員だけでなく様々な仕事で人間関係に不満を持っている方は多いです。人間関係を理由に転職するのは逃げではありませんし、転職をする理由が人間関係である方は多くいます。転職を考えるのもありですが異動するという選択肢もあります。

そもそも地方公務員は自分のやりたい仕事ではない

地方公務員を選んだ方の多くは安定しているからという理由で選んだため仕事がつまらなく自分も他の人のように好きなことを仕事にしたいと思う方もいるのではないでしょうか。安定を第一に求めてしまい仕事の内容が自分に合っていない場合、転職して適する仕事を見つけた方が良いかもしれません。

理不尽すぎる

たとえば、地方公務員で役所の窓口をしている方は理不尽なクレーマーで悩んでいる方もいます。クレーマーは自分の問題を解決しようという目的で窓口を利用するのではなく自分のストレス発散が目的になっている可能性があるためまともに対応してもどうしようもありません。民間企業だと営業妨害という理由で対策できますが地方公務員であればそうはいきません。

仕事にやりがいを感じない

地方公務員は民間企業のような成果を出すための目標はなく、一生懸命やっても気楽にやっても変わらないと思ってしまいます。楽になる点はメリットかもしれませんが、転職をして自分のやりがいを感じる仕事をする方が合っている可能性があります。地方公務員であればなるべく早く転職の準備をするのをおすすめします。

地方公務員から転職する場合の注意点

一般的に厳しい

地方公務員は利益をあげることや成果を上げる意識が低く、仕事内容が偏っている、ビジネスの現場での経験がないため比較的転職は厳しいとされます。仮に転職できたとしても地方公務員を辞めて後悔してしまった方がいるので注意が必要です。具体的には仕事内容のミスマッチや安定した収入でなくなること、情報収集の仕方に誤りがあることです。対策としては後に説明する転職エージェント(無料)を利用することが特に重要になります。

年代によって転職の難しさが違う

20代の方で転職を考えるなら未経験業界・職種でも十分可能性はあります。企業はポテンシャルを重視する傾向があるからです。30代でもまだまだ可能であると言えるでしょう。実際に転職している方は多くいます。40代からはとてもきつくなるでしょうしこの年齢で辞めるとなると慎重にならなければなりません。

志望動機を特に注意する

公務員はほとんどの職業と比べても給料が良く安定しているため採用担当に転職する理由は特に注目されると考えられます。そのため志望動機の対策は転職エージェントなどできちんとしておく必要があります。事実、地方公務員の志望動機は採用担当者の評価が低い傾向があるのです。転職エージェントを利用する以外にも対策の方法はありますが転職エージェントは必要ないと思っている方こそ強くおすすめします。

地方公務員を辞めるメリット

自分の好きな仕事を選べる

安定を理由に地方公務員を選んだのであれば自分のやりたい仕事や興味のある仕事がある方は多いのではないでしょうか。地方公務員は制限されることが多いですが民間企業であれば自分の活動の選択肢が増えてやりたい仕事ができる可能性がありますし、自分の評価が分かりやすいのでやりがいを感じられるでしょう。転職希望者は地方公務員の仕事をする上で自分に適していないところを学べたため転職の仕事選びに活かせると思います。

働き方を選択できる

家で仕事をするリモートワーク、自分のペースで仕事をするフリーランス、時差出勤など様々な勤務形態があるので地方公務員よりも自由度が高いです。

地方公務員を辞めるデメリット

安定を失う

民間企業でとても良い業績を出している企業ですら公務員のように安定していると言えず、今までの安定的な生活から一気に不安定になる可能性がありますし、実力主義の会社に転職してその厳しさを痛感するかもしれません。そして最近はコロナによってさらにいろんな企業が不安定になってきています。コロナにより大打撃を受けている企業はたくさんありますが、公務員はコロナによって仕事を失うことはありません。それでも転職を考える方は衰退している業界の情報を調べることをおすすめします。転職エージェントを利用する方は業界情報に詳しいアドバイザーに聞くと良いでしょう。

社会の信用が下がるかもしれない

住宅ローンなどを組むときに安定した給料の公務員であればお金を多く貸してくれる可能性がありますが、民間企業に転職すれば公務員ほどお金を貸してくれないことがあり得ます。大企業などで高収入であれば防げるかもしれませんがそうでない方は安定した公務員の方が良いかもしれません。

貰える退職金が少なくなる

まだ若手の方で公務員を辞めたとしても将来性があり、未経験の業界に転職を考えるにしても十分可能性がありますが、40代からはとても厳しく、仕事を辞めると貰える退職金が大幅に減ってしまいます。

転勤やリストラの可能性がある

転勤しやすい会社に転職する方は注意しておく必要があります。転勤をしたくない方は今の仕事のままの方がよいかもしれません。また公務員は成果を上げる意識が低いため、リストラの危険性も考えなければなりません。

公務員の楽さを失う

公務員の楽さとは民間企業のように成果を上げなければならないというプレッシャーがないことです。公務員を辞めて民間企業に入ってこの理由で後悔してしまう方も多いのではないかと思います。もちろんデメリットだけでなく、成果を上げれば給料が増えるというメリットがありますので転職してもいいかどうかは人それぞれ変わります。

【注意点】地方公務員の転職活動について

転職活動における注意点1

まず転職活動は仕事を辞めてからか在職中にやるのかで迷っている方には在職中にやるのをおすすめします。仕事を辞めてからだと精神的に参っている方が多いからです。しかし在職中にやるとなると転職活動をする時間がないのでは?と心配になる方もいると思いますが転職エージェントを利用すれば転職活動の時間を短縮することができます。転職エージェントでは以下の時間を短縮することができます。

  • 履歴書、職務経歴書を作成しなければならない時間
  • 自己分析にかかる時間
  • 情報収集にかかる時間
  • 多くの求人の中から選択しなければならない時間
  • 応募にかかる時間
  • キャリアを考える時間
  • 面接対策にかかる時間
  • 内定後の調整にかかる時間

そして転職エージェントは無料で利用することができます。その理由は転職が成功すれば企業に報酬が支払われるからです。つまり有料級のサポートを受けられるため使わない手はないと言える程おすすめできます。

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